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第8節 駅周辺整備を推進し公共交通対策を充実する 第3次城陽市総合計画 後期基本計画 | 城陽市

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Academic year: 2018

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(1)

■現状と課題(前期基本計画までの成果を踏まえて)

 駅周辺においては、文化や交流、買い物などの諸機能を拡充し、特色ある市街地の形成を図 る必要があります。シビックゾーンとして位置付けられている寺田駅周辺については、平成 18年4月に「寺田駅前まちづくり協議会」からまちづくり構想の提言を受け、市では平成 20年5月に「寺田駅周辺整備基本計画(案)」を作成しました。今後は、整備手法や整備内 容などについて京都府や鉄道事業者である近畿日本鉄道株式会社との協議を踏まえ、寺田駅周 辺整備の実現に向けて検討を進めていく必要があります。

 長池駅周辺については、都市計画道路長池駅木津川右岸公園線と駅北側の駅前広場および南 北を連絡する自由通路、駅舎の橋上化整備工事に取り組んでいますが、今後は、地域の商業者、 地域住民で構成される「(仮称)長池駅前まちづくり協議会」と協働して、長池駅周辺の都市 基盤施設を始めとする地域資源を活用した地域の活性化を進めるとともに、国道24号から駅 へのアクセス道路等、駅周辺整備の具体化に向けた取り組みが必要です。

 また、山城青谷駅周辺については、平成20年5月に本市で作成した「JR山城青谷駅周辺 整備基本調査報告書」を踏まえ、地元7自治会の代表者から構成される「山城青谷駅周辺整備 構想検討会」の検討内容を基に平成23年6月に「山城青谷駅周辺整備構想」を策定しました。 今後は、構想内容を踏まえ、「山城青谷駅周辺整備基本計画」の策定を行い、国道307号か らの新規の府道バイパス整備と合わせた整備内容や整備手法などについて検討を進めていく必 要があります。

 一方、公共交通については、JR奈良線において、第1期複線化事業の完了などにより全体 的には利便性の向上が図られていますが、城陽駅と長池駅・山城青谷駅の間で利便性の格差が 生じています。また、本市において、特に若年層を中心として、住み続けたいと思える魅力あ るまちづくりを進めていくためには、JR奈良線の第2期複線化事業や近鉄京都線における寺 田駅への急行列車の停車等による、利便性の向上が求められています。

 路線バスについては、平成19年11月に路線の愛称を全国からの公募で「城陽さんさんバ ス」と決定し、市民の身近な足として、バスの運行を行っています。市民の足として定着して きていますが、今後もバスの利用促進を図る必要があります。

第8節 駅周辺整備を推進し公共交通対策を充実する

基本計画 第2章

(2)

■基本方針

○地域住民との協働による寺田駅周辺、長池駅周辺および山城青谷駅周辺の整備により、地 域の顔となる特色ある市街地の形成をめざします。

○市内各駅においても駅に通じる府道の整備を要請し、駅利用者の安全性や利便性を向上さ せ、駅周辺の良好な交通環境の形成をめざします。

基本計画 第2章

(3)

○高齢者や障がいのある方が路線バスなどの公共交通を利用しやすくなることにより、健康 で生きがいの持てる生活の実現と環境にやさしい交通の実現をめざします。

■まちづくり指標

まちづくり指標名 説明 (平成22年度)現状値 (平成28年度)5年後の目標 めざすべき目標 単位

鉄道を手軽に利用でき ると感じている市民の 割合

まちづくり市民

アンケート結果 70.6 90 100

路線バスを手軽に利用 できると感じている市 民の割合(市内の3路 線)

まちづくり市民

アンケート結果 28.3 30 100

路線バス利用者数(市

内の3路線) 年間総利用者数 138,857 145,588

■主な施策の展開

(1) 駅周辺整備の実施

 寺田駅においては、寺田駅周辺整備事業について地域住民と協働で整備手法などを決定し、 その事業化を図ります。長池駅においては、駅南北を結ぶ自由通路の整備を行うとともに国 道24号から駅南側までの道路整備に取り組み、地域の中心地区として整備し、駅周辺地域 の活性化に努めます。また、山城青谷駅においては、国道307号からの新規の府道バイパ ス整備と合わせた駅周辺整備に取り組みます。

 また、市内各駅においても駅に通じる府道の整備を要請し、駅利用者の安全性や利便性を 向上させ、駅周辺の良好な交通環境の形成をめざします。

(2) 鉄道利用者の利便性の向上

 JR奈良線の第2期複線化・高速化工事や寺田駅への急行停車の実現により、市民の鉄道 利用の利便性の向上をめざします。

(3) 交通弱者の移動手段の確保

 高齢者などの交通弱者の移動手段として路線バスの利便性を高め、その利用促進に努めま す。

基本計画 第2章

(4)

■市民まちづくりワークショップからの提言(平成18年)

市民の役割(例示)

 ○バスが利便性の高い移動手段となるよう、路線や運行本数などを住民が一体となって 考える。

 ○環境に優しい公共交通の役割を理解し、積極的に利用する。  ○事業者は、路線の運行、状況、配置をわかりやすく情報提供する。

■PR施策

 ○寺田駅周辺整備推進事業

 地元住民が主体となって寺田駅前まちづくり協議会が設立され、市とまちづくり協議会 が協働でまちづくりに取り組んでいます。まちづくり協議会では、まちづくりの啓発に取 り組まれる一方で、「寺田駅周辺まちづくり構想の提言」を作成され、平成18年4月に 市に対し提出されました。市はこれを踏まえ、平成20年5月に作成した「寺田駅周辺整 備基本計画(案)」に基づき、関係機関協議等、事業の実現に向けて取り組みを進めてい ます。

基本計画 第2章

(5)

○長池駅周辺整備事業

 長池駅周辺整備事業は、平成21年3月に 策定した都市再生整備計画(長池駅周辺地区) に基づき取り組みを進めており、平成24年 6月には長池駅の自由通路および橋上駅舎が 供用開始されます。これにより、駅の南北が 一体となるとともに、市民の安全性と利便性 が向上し、木津川右岸運動公園(仮称)や、 東部丘陵地の玄関口としての機能を備えるこ ととなります。

 今後は、長池駅周辺の地域活性化に向けた 取り組みを(仮称)長池駅前まちづくり協議 会と進めていきます。

○山城青谷駅周辺整備構想

 近年の山城青谷駅周辺については、多賀バ イパスの開通や京都府による府道上狛城陽線 バイパスルートの検討等により交通環境が大 きく変わろうとしていることから、この社会 情勢を踏まえた山城青谷駅周辺の整備構想の 策定に取り組みました。

 整備構想の策定にあたっては、地元住民と の協働として、地元自治会の代表者による「山 城青谷駅周辺整備構想検討会」を設置し、そ の検討結果を踏まえ、JR奈良線西側の新規 府道バイパスの整備、橋上駅および駅前広場 等の整備を内容とした「山城青谷駅周辺整備 構想」を平成23年6月に策定しました。

JR奈良線の複線化

 平成24年5月に、JR奈良線の第2期複線化事業として、「新田駅~城陽駅」間を含む 3区間で計14kmが複線化されることが決定されました。

 平成34年度完了の計画で着手されており、完了すれば「京都駅~城陽駅」間が全て複線 区間となり、電車の高速化など利便性が向上することになります。

 引き続き、城陽駅以南全線複線化に向けて取り組みを進めます。  *平成24年3月の計画策定以降における、状況の変化に伴い追記したものです。

【長池駅自由通路・橋上駅舎】

【山城青谷駅周辺整備構想検討会の様子】

基本計画 第2章

参照

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